こんにちは!マネー夫婦のからあげです!
このブログをご覧の方の中に、
「“教育資金”といえば学資保険かな!みんなやってるらしいし!」
「親からも学資保険勧められた!」
という方いますか?
以前の記事で、我が家の「教育資金についての考え」と、
「教育資金を用意する方法」について紹介しました。
今回の記事では、教育資金に関して私たちがやってしまった”失敗”を紹介したいと思います。
”失敗”について書くのは正直恥ずかしいですが、これを教訓にしていきたいので、是非読んでください😂
「失敗とは、”学資保険”を契約した事…」
詳しく書いていきます。
※子どもに掛けるお金の考え方については、各家庭でそれぞれです。
ですので、この記事で書く内容(“失敗”とか書いちゃってますけど笑)については、あくまで「私個人の考え」だということを断っておきます。
「学資保険が詐欺!」とか言うつもりは一切ありません。あくまで、
「我が家の教育資金の計画にはそぐわない」という内容です。
どうやって貯める?
“自己紹介”の記事でも書きましたが、私たちが投資の勉強を始めたのは、下の子が産まれる少し前辺りです。
上の子が産まれた時点で夫婦で教育資金について検討した時、お互いの頭に一番に浮かんだのが、CM等でもお馴染みの「学資保険」です。
JA共済さんの「こども共済」という商品名です。
アンパンマンがイメージキャラクターなので、やけに安心感がありますよね。笑
資料請求をして金額を見た時、
12万円もお得じゃん!
と感動したのをよく覚えています。
今思えばアh、、、単純ですね。笑
これが、学資保険の”落とし穴”です。
学資保険の”落とし穴”とは?
「え、何がダメなの?」と思った方もいるでしょう。
払込をする”期間”をよく考えてみてください。
これから、投資に合わせて考えます。
少し計算が出てきますが、”お金”について考える上で必須になる計算方法なので、頑張って理解しましょう!
当時、上の子はまだ1歳でした。払込期間は15歳までとしていたので、
15 ー 1 = ”14年”
が子ども共済の「投資・運用の期間」となります。
先程の「払込総額288万円に対して、12万円もお得!」から、
12万 ➗ 288万 × 100 ≒ 4.2
つまり約4.2%が「投資・運用による利益」となります。
「年利」… 「利益」➗「期間(年)」
今回、「年利」はいくらになるでしょうか?
4.2% ➗ 14年 = 年利0.3% となりますね。
これは、「増やす」ことを目的とした投資商品としては、正直、買う理由が無いです。
「お金の大学」の著者の両学長も、「ぼったくり商品」と称するレベルです。笑
学資保険のメリットは?
JA共済さんのHPに「特徴」が4つ挙げられています。
①進学時期に合わせて学資金のお受け取りが可能!
②高い貯蓄性と保障で効率的に資金準備!
③ご契約者がもしものとき、その後の共済掛金はいただきません!
④75歳までご契約できます!
①については、裏を返すと、「自由に解約ができない」ということです。
私たちが上記のデメリット、”落とし穴”に気づいたのは、学資保険を契約した後のことでした。
と気づいたものの、途中解約による”元本割れ”が確実な状況でした、、、
当時の払込済金額は約20万円、解約返戻金は約18万円。
2万円の差は大きいものでしたが、“勉強料”と割り切り、泣く泣く解約しました!
果たして、この”資金拘束”をメリットと言って良いのでしょうか?
②については、先ほどの「年利」で説明した通りです。
年利0.3%が確定しているといっても、ほぼゼロです。
NISA等を利用して、きちんとした銘柄に”10年以上”投資すれば、年利5%程度は充分に考えられます。
学資保険と同じ払込金額・期間で、年利5%でシミュレーションすると、18年後(18歳)で471万円※になります。(学資保険の場合は300万円です。)
※投資に”絶対”はありません。確率は低いですが、損をする場合もあります。
③は、学資”保険”という名前の通り、万が一に備えられる、ということです。
これは一見「お得」のようにも感じますが、実はこれも”落とし穴”です。
長期でお金を増やす”投資・貯蓄”と、万が一に備える”保険”は、絶対に一緒にしてはいけません。
今回では、万が一の際に保証される金額は、「最大で」300万円(実際は292万円)です。
本当に「万が一」に備えるならば、生命保険を活用しましょう。
「価格.com」のサイトで、生命保険の月支払額が比較できます。
生命保険(死亡保険)人気ランキング・比較・見積もりー価格.com
例として、父親の年齢を「30歳」、死亡保険金を上記の「300万円」としてシミュレーションしてみると、月の支払額は「1,545円」です。
学資保険の月支払額は大体「15,000〜20,000円」です。
同じ保証内容で支払額は10倍以上、そして払い終わってもお金はほとんど増えていない・・・
果たして、これにお金を払う価値はあるのでしょうか?
最後に
私が大好きな「お金の大学」の著者の両学長もよく言っていますが、
「保険は保険、貯蓄は貯蓄。一緒にせず、分けて考える」
これはとても、とても大切なことです。
我が家でも、「万が一」に対しては生命保険で数千万円の保障をつけています。
何かあった時に300万円では、さすがに心もとないですからね。笑
そして、十数年後、しっかりとお金を増やすため、積立で投資を行っています。
子どものお金については、自分たちのお金以上に気を遣いますよね。
投資については、「時間」が何よりのアドバンテージと言われています。
「今日が”一番若い日”です。」行動するなら、ぜひ”今日”始めましょう。