投資を始めて半年以下の人
最近、投資を始めました!
素晴らしいですね!
お金の不安を取り除く上で、投資を行うことは絶対に欠かせないことです。
僕たちが投資を始めるまでに行ったステップについては、こちらの記事で書いています。
この記事では、投資を始めたばかりの初心者がやりがちな失敗を5つ、紹介します。
お金を増やすために”やるべきこと”は多くあります。
多すぎて、どれから始めるか迷いませんか?
まずは”やってはいけないこと”をしっかり理解していくことが大切です。
投資の大原則は「分散・積立・長期」ですので、特に覚えておきましょう!
では、1つずつ解説していきます。
❶資金を”全額”投資してしまう
運良く、初期に儲けてしまった初心者にありがちなミスです。
僕たちも、投資を始めた2021年は投資の調子が良く、失敗しそうになりました…
例えば、総資産が300万円ある人が、その全額を投資に注ぎ込んだとします。
その後、友人の結婚式等で急な出費が必要になった場合、投資中のお金を取り崩して現金を準備しなければなりません。
原則、投資中のお金は数年間は手をつけてはいけません!
その時、利益が出ていればまだ良いです。
もし損をしていた場合、失敗体験から、そのまま投資を辞めてしまう人もいます。
これでは、折角の投資の機会を失ってしまいます。
必ず”生活防衛資金”を3〜6ヶ月分用意し、余った資金で投資を行いましょう!
生活防衛資金についてはこちらの記事で…
まだ生活防衛資金が溜まってないんだけど…
その場合は、月千円程度の少ない額での投資から始めることをオススメします!
❷分散投資をしない
投資をする「対象」と「タイミング」を分散すること
「タイミング」については、「❸積立投資をしない」で解説
投資対象は様々(以下)ですが、投資初心者は「株式」をメインに始めると良いです。
*投資対象
・株式 ・債権 ・不動産
・金 ・仮想通貨 など
「株式」の中にも、日本の株式もあればアメリカ等の外国の株式もあります。
iPhone大好きだから、Apple”だけ”に投資するわ!
このように、投資対象を1つに絞ってしまうと、株価の増減(リスク)が大きくなってしまいます。
投資初心者では、この株価の変動に耐えきれず、途中で売ってしまう事があります。
原則、投資中のお金は数年間は手をつけてはいけません!(2回目)
色々な株を買うのは難しそう…
という人のために、”投資信託”があります。
多くの投資家から集めたお金を、プロが複数の投資対象に投資・運用をすること
要するに、「投資のプロにお金を預け、対象を”分散”して投資してもらおう」というシステムです。
その預けたお金の一部が”手数料”という形でそのプロの給料として支払われます。
投資信託の最大のメリットは、「投資の勉強をほとんどしないで分散投資ができる」ということです。
他人に任せるのは不安!投資先は自分で勉強するべき!
と言う人もいるかもしれませんが、僕はむしろ、その勉強に費やす時間を家族との時間に充てる方が有意義だと考えます。
「時間をお金で買う」ですね!
投資信託は「ファンド」とも呼ばれます。
オススメのファンドは、以下の通りです。
〜楽天証券〜
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
〜SBI証券〜
- SBI・V・S&P500
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
口座開設している証券会社によって名称は少々異なりますが、どちらの証券会社でも、ほぼ2つに絞られます。
具体的には「S&P500(アメリカの優良企業500社)」に投資するのか「世界全体」に投資するのか、の違いです。
アメリカ?世界全体?どっちが良いの?
これは本当に、どっちでも良いです。ぶっちゃけ好みです。
「全世界」と言っても、中身の6割近くがアメリカなので、両者の値動きもほとんど同じです。
マネー夫婦は、「S&P500」に投資しています。理由は単純です。
もちろん、この先も同じとは限りませんが、成績が悪くなっても、その時はその時!
❸積立投資をしない
生活防衛資金が確保できたとしましょう。
投資先も決まりました。
次は、「いくら投資していくか」です。
生活防衛資金以外は、全て投資していいんじゃないの?
最終的には、それでOKです。
ただし、次のことを想定してみてください。
あなたに余剰資金が300万円あり、それを”一括で”投資したとします。
そしてその後、コロナショックのような大暴落が起きたとします。
(実際、2020年2月〜3月の1ヶ月間で、「S&P」の株価は約31%下落しました。)
つまり、300万円の約1/3、100万円が1ヶ月で無くなるわけです。
資産がまだ多くない人にとって、この損失は恐ろしいものですよね。。。
ここで、勘の良い方は気づけたでしょうか?
「大暴落の後に一括で投資できたら大儲けじゃない?」
その通りで、先ほどの大暴落の後、約9ヶ月で株価は持ち直し、暴落後の2倍にまで増えました。
熟練の投資家は、こういったタイミングで株をまとめて購入し、利益を得ています。
しかし、ここで言いたいことは、
ではどうすれば良いのかというと、「ドルコスト分散法」を用います。
一定の金額で、定期的に株を購入する方法
詳しくは、「アクサ生命」のこちらのサイトで説明されています。
ドルコスト平均法とは?
要は、「株価が上がろうが下がろうが、淡々と毎月一定額購入していく」のがベストなんです。
これまでの投資のデータでも、それが証明されています。
*マネー夫婦の毎月の投資額
- つみたてNISA(夫婦) 66,666円
- iDeCo(夫のみ) 12,000円
❹長期投資をしない
③で述べたような大暴落は、10〜20年ほどの周期で定期的に起こります。
1929年(−83%)
1946年(−22%)
1968年(−29%)
1972年(−43%)
1987年(−30%)
2000年(−45%)
2007年(−50%)
2020年(−20%)
暴落してる…!もっと下がる前に売らなきゃ…!
このような暴落が起きる度、多くの投資家が損失に耐えきれず、投資資産を売却してしまいます。
しかし、ここで言いたいことは、
回復するまでの期間は様々ですが、近年の暴落は5〜6年で元の株価に回復しています。
長い期間で見ると、この先、必ず株価は成長します。
投資中のお金は数年間は手をつけてはいけませんよ!(3回目)
マネー夫婦が投資している「S&P500」の過去30年間の株価について、面白いデータがあります。
こちらの記事で詳しく解説されています。
長期投資のメリットの基礎知識
このデータを受け止め、僕たちはこれまで投資したお金を、教育資金を除き、少なくとも15年は運用するつもりです。
❺他人の言う事を鵜呑みにする
ここまで言ってきて、最後に一つ。
投資は全て自己責任です。
昨今、youtubeやInstagramで多くの情報が”無料で”得られます。
僕たちも最初は、投資家インフルエンサーさんの発信する情報を受け、言われるがまま投資を始めました。
『最初の最初』はそれで良いと思います。
ただし、投資を始めたら、あなたはもう立派な”投資家”です。
例えば、「❷分散投資をしない」で具体的な銘柄を紹介しました。
そこに投資して損をしても、全てあなたの責任です。
申し訳ないですが僕たちに文句を言われてもどうもできません。
投資を始めた後でも良いので、その銘柄の
- 直近1年間、および10年間の値動き
- 運用コスト(投資信託の場合)
くらいは調べておきましょう。
まとめ
*投資初心者がやりがちな失敗5選
僕たちは投資を始めて3年目ですが、これらの失敗だけはしない!と心に決めています。
逆に言えば、これらのことを押さえておけば、大きな失敗はしない、ということです。
僕たちの理想の投資スタイルは、なるべく時間をかけない「ほったらかし投資」です!
株価の値動きに一喜一憂せず、その分を子どもとの時間に充てたいと思います。
僕たちが投資を始めるまでに行ったステップについては、こちらの記事へ↓
「投資に回すお金が無い…」という方は、家計簿からつけてみましょう。
こちらの記事です↓